「強いチームはオフィスを捨てる」感想

強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」

強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」

読みました。

原題の"Remote: Office Not Required"の通り、著者の企業で進めているリモートワークのメリットと、如何にしてリモートワークを取り込んでいくかのコツがまとめられていました。 僕は「毎日の通勤が省かれるなんてなんて素晴らしいんだ!」と思いつつも、プロジェクトを進めるうえでは、顔を合わせて簡単に話せる状況が良いプロジェクトには必要考えているので、リモートワークには消極的です。

しかし、彼らはリモートワークでの効率を最大限にするために、方法の検討、ツールの導入、無駄の排除等を積極的に進めており、 「顔を突き合わせている開発現場」でも同じようなTipsを導入していけば、 無駄な会議、情報伝達のロス、ボトルネックなどは改善していけるのではと思いました。

本書で紹介されていた「無駄な待ち時間をなくすためにボトルネックをなくす」、「承認等のしくみをやめて、自分の判断で行動できるようにする」、 「みんないつでも必要な情報にアクセスできるようにする」等は普段の仕事でも意識していきたいです。

以下、本文より引用

重要な変化はいつだって苦労の多いものだ。みんなが一丸となって本気でとりくめば、いまの文化を変えることはできる。大切なのは、その信頼を信じることだ。

プロジェクトマネジメントをする上での「改善し続けること」の大変さ、重要さ、楽しさを考えさせられました。読みやすいのでちょいと時間のある方はお勧めです。